昨夏王者の花咲徳栄(北埼玉)が、横浜(南神奈川)に敗れ、史上7校目の夏連覇を逃した。

 1回に韮沢雄也内野手(2年)の中前適時打で先制した。3回に横浜に追いつかれ、同点で迎えた4回の守りでは先発のエース野村佑希投手(3年)が5安打を浴び6失点。守備の乱れもありこの回途中で降板し一塁に回った。

 1-8で迎えた6回に花咲徳栄が反撃。野村が2試合連発となる高校通算58号の2ランを放ち意地を見せた。野村は昨夏に続く1大会2本塁打を記録し、甲子園での通算本塁打数を4本とした。4点を追う9回にも野村の適時内野安打などで2点を返し、さらに2死満塁と横浜を攻めたがあと1本が出なかった。

 花咲徳栄は昨夏、埼玉県勢として初優勝しており、夏の連勝記録は7でストップした。ちなみに2016年は作新学院(栃木)、2015年は東海大相模(神奈川)に敗れているが、両校はいずれも優勝している。