野球のU18(18歳以下)アジア選手権(9月3日開幕、宮崎)に出場する高校日本代表が27日、東京近郊で立大を相手に、初の練習試合を行った。常葉大菊川(静岡)の奈良間大己内野手(3年)は7番二塁で先発出場し、2安打をマーク。積極的な走塁も見せ、定位置獲得へ大きくアピールした。

「静岡のジーター」こと常葉大菊川の奈良間が、チームと同じピンストライプの「JAPAN」ユニホームを身にまとい、走攻守で躍動した。

7番二塁でスター軍団の中に名を連ねると、まずは2回裏1死一塁、大学生左腕の2球目をたたき、左翼線へクリーンヒット。「今日はボールが見えていた。何も考えずリラックスして、バットがいい軌道で入りました」。6回裏1死の第4打席では、相手右腕から痛烈な打球を放ち、三塁強襲安打。ボールが転々とする間に、50メートル5秒8の俊足で果敢に二塁を狙い、惜しくもタッチアウトとなったが、ベンチに戻る際は笑顔で、仲間からも「ナイスラン」と次々に声を掛けられた。「セーフになれば良かったんですが、『チャレンジ』できたので良かったです」と奈良間。前夜の結団式で、永田裕治監督(54)が選手らに語った4つの「C」の1つ「CHALLENGE=チャレンジ」を早速、実行した。

二塁手としてもビッグプレーを演出した。8回まで守備機会はなかったが、タイブレークの9回表無死一、二塁、相手3番の打球を三塁手の中川卓也(大阪桐蔭3年)が捕球し、三塁を踏んで1アウト。中川からの送球をキャッチした奈良間は、二塁を踏んで2アウト、さらに素早く一塁へ転送して3アウト。珍しい三重殺を完成させ、雄たけびを上げた。「中川がうまく捕ってくれて、きっちり放れて良かったです」。

走攻守で存在感を見せた奈良間は、今日28日の大学日本代表との壮行試合(神宮球場)の先発も濃厚。大舞台でも、結果を出し続ける決意だ。【鈴木正章】