第91回選抜高校野球大会(3月23日開幕、甲子園)の出場校選考委員会が、25日に行われる。

候補校に推薦されている横浜(神奈川)も24日、横浜市の同校長浜グラウンドで練習に励んだ。昨秋関東大会では4強入りを逃し、東海大菅生(東京)などと「関東・東京」のラスト6枠目を競う位置にある。

同大会では準々決勝でコールド負けし、試合スコアではライバル校に劣る。平田徹監督(35)は「厳しい状況にあることは理解している。でも、どうしても期待してしまう面もある。待つだけです」と吉報を願った。

最速153キロ左腕・及川(およかわ)雅貴投手(2年)の存在がクローズアップされる中、188センチの大型左腕・松本隆之介投手(1年)が急成長。平田監督も「ある意味で及川以上の成長がある」と春の飛躍を予感している。打線も好調で、練習では主砲・内海貴斗内野手(2年)が木製バットでのロングティーで中堅スコアボードにまで運ぶなど、仕上がりは早い。

平田監督が「山梨(の関東大会)で負けてからのチームの伸びには手ごたえを感じています。非常に期待も大きい」という大型チーム。「全国の皆さんに見てもらえる機会があれば一番いいなと思います。運良くお声をかけていただければ」と願っていた。