智弁学園の坂下翔馬内野手(3年)が2本の本塁打を含む4打数4安打4打点の猛打でチームを初戦突破に導いた。

163センチ、65キロの小さな主将が豪快なスイングを披露した。初回に右翼へ2ランを放った坂下は、3回裏にも右翼スタンドにソロアーチを突きさし、2打席連発。「次につなぐことを意識している。打てて良かった。2本目は(バットの)先っちょに当たったが、結果ホームランになった」。

1試合に2本塁打は「初めて」といい通算本塁打は「21本か22本」だという。4安打の活躍には「チームのために何ができるかを考えていた結果」と強豪校の主将らしいコメント。「チームメートは自分の背中を見ている。自然にみんながついてくるキャプテンになりたい」と率先してチームを引っ張ることを誓った。

夏は2年連続天理に準決勝で敗れている。「天理に勝って甲子園に行きたい」と目標を掲げた。