北の大地から“なつぞら旋風”を起こす。昨年のNHK連続テレビ小説「なつぞら」のモデルとなった帯広農(北海道)が、21世紀枠でセンバツに初選出された。ヒロインを演じた広瀬すずにあやかり、キャッチコピーを「すず野球」と定め、聖地1勝を目指す。

○…帯広農が早くも甲子園出場に向け、準備に取りかかる。2月13日から4泊5日で兵庫・淡路島遠征を行う方向で調整中。通常は2月上旬から始める雪上ノックも、既に8日からスタート。前田監督は「もし選ばれたときのことも考えて準備はしていた。2月の道外遠征も普段はやらないが、早い段階で土の上で練習させないとならないので」と説明した。

◆北海道の21世紀枠選出 13年遠軽以来、7年ぶり4校目。21世紀枠がスタートして2年目の02年、鵡川が初めて選ばれた。初戦で三木(兵庫)を下し2回戦に進出。12年には女満別、13年には遠軽と北見地区から2年連続で選出された。遠軽は、史上初の21世紀枠対決となった1回戦、いわき海星(福島)戦で勝利を挙げた。