日本ウェルネス宮城 野球部監督に金子隆氏が就任

  • 日本ウェルネス宮城高は天然芝のグラウンドを囲むように、左から3階建て校舎,学生寮、体育館を併設

今年度から宮城・東松島市に誕生した新設高校、日本ウェルネス宮城の男子硬式野球部監督に金子隆氏(62)が就任したことが分かった。学校法人タイケン学園が運営する同校は1日に開校。創立初年度は普通科・スポーツコースに計22人(女子バレーボール部7人)が合格。男子15人全員が野球部で12日に入寮、13日始動を予定している。

金子監督は日大山形高の出身で、エースだった2年秋の東北大会で優勝。続く明治神宮野球大会で全国準優勝に輝き、翌春の選抜大会(甲子園)に出場している。卒業後は社会人野球の電電東北(現NTT東北)でプレー。指導者としても00年、仙台南リトルシニアを創設し、昨年度まで20年間、監督や総監督を歴任するなど輝かしい経歴を持つ。74年明治神宮野球大会準決勝では崇徳(広島)を相手にノーヒットノーランを達成。高校の部では同大会唯一の無安打無得点の記録を保持している。

雇用延長中だったNTT東北を3月限りで退社。学校職員として生徒たちと接する。校訓は質実剛健。金子監督は「地域の方々に応援していただけるようにコミュニケーションを取りながら貢献したい。まずは(夏の)選手権予選を目指したい」と地域密着で指導に当たる。日大山形での恩師、渋谷良弥氏(73=東北題字に写真)とは、今も強い絆で結ばれている。金子監督の長男将大さん(32)は、渋谷氏が監督を務めた青森山田で3季連続で甲子園に出場している。セレクションを兼ねた昨年の練習会には渋谷氏も出席し、助言を与えるなどサポートをしている。

東北各地からシニアやボーイズリーグ出身者らが入部する野球部は現在、県高野連に登録申請中で10日の同理事会で承認される見込みだ。金子監督は「全寮制なのでキャンプ形式の練習もできる。髪形は自由にしたいが自由には責任も伴う。最初は全員に投手練習をさせて適性を見極めたい」と、まずはチームの土台をしっかり固めることから始める。【佐々木雄高】

◆金子隆(かねこ・たかし)1957年(昭32)6月15日、山形・上山市生まれ。現役時は投手。上山南中3年時に第1回東北中学大会優勝。日大山形では2年秋からエース。同秋の東北大会で優勝し、明治神宮野球大会(準優勝)と翌春の選抜大会で1勝。卒業後は電電東北(NTT東北)で2度、都市対抗野球に出場(登板なし)。現役引退後は00年に仙台南リトルシニアを創設。18年6月まで監督、その後は総監督に。NTT東北を3月限りで退社。家族は夫人、長女、長男。169センチ、71キロ。

◆日本ウェルネス宮城高校 全国各地でスポーツ大学や通信制高校などを運営する、学校法人タイケン学園初の全日制高校として1日、旧鳴瀬中校舎を改装して開校した。全寮制で普通科3コース(進学、スポーツ、グローバル)を有する。創立初年度はスポーツコースに男子硬式野球部、女子バレーボール部、陸上部、男子サッカー部を開設。硬式野球部15人、女子バレーボール部7人でスタートを切る。所在地は宮城県東松島市小野字裏丁1。柴田三千夫校長。