兵庫県高野連が県内の高校球児たちに、陰ながらエールを送っている。6日から同連盟の公式サイトに「兵庫県高等学校野球連盟 加盟野球部員の皆さんへ」というタイトルで文書を掲載。

「このたび令和2年度春季兵庫県高等学校野球地区大会ならびに県大会が新型コロナウイルスの影響により中止という結果になり、誠に残念に思っています。部活動をするにあたり多くの制限があるとは思いますが、どの学校も同じような条件で頑張っていることを思い、これから入部してくる1年生を含め、チーム一丸となり夏には最高のパフォーマンスができるようにしましょう。まだまだ、気を緩めることができませんが、皆さんが健康で、そして生き生きと活動されることを期待しています」(一部抜粋)

全国的にも珍しい取り組みだ。3月30日に春季地区大会と県大会の中止を決定。何か球児たちのためにできることをという思いで4月上旬の会議で掲載を決定した。笠間龍夫事務局長は「励ましになればと思いました。今はコロナで大変だけど、しっかり先を見据えて元気出してほしいというメッセージです」。大会の中止を残念に思うのは大人たちも同じだ。

兵庫県は緊急事態宣言の対象となり、県内の多くの学校が休校となり部活動も休止している。