旭川龍谷、鵡川、旭川南でコーチ、部長も含め通算4度甲子園出場の小池啓之氏(68)が、来年4月に鵡川高野球部監督に就任することが発表された。
30日、むかわ町内の同校で行われた次期監督発表会見に出席。冒頭のあいさつでは用意された席に座らず、3分50秒に渡って所信表明した。「目標はあくまで甲子園。最後の力を振り絞りたい」とナインらに呼び掛けた。
旭川南監督を17年夏に退いて以来、現場復帰は約4年ぶりとなる。半世紀近くの指導経験を持ち「いまさらスタイルは変えない」。選手の個性を見極めながらチーム作りを図る。指導の根幹にあるのは「人間力の向上」といい「普段の生活面がいいかげんな生徒は意地でも使う気はない」と言い切る。
同校では98~02年に部長を務め、当時エースだった鬼海将一現監督(36)を擁して02年センバツに出場した。69歳での就任となることから同町からの要請は「2年」を期間としてはいるが、「受け持ったからには2年でやめられかというとそうではない。後進の指導者も育てながら」と決意は固い。前日29日には同校野球部の礎を築き、昨年8月に亡くなった佐藤茂富元監督(享年79)のお墓に手を合わせてきた。北の大地の名将が、再び熱い戦いの舞台に帰ってくる。【浅水友輝】
◆小池啓之(こいけ・ひろゆき)1951年(昭26)11月15日、東京生まれ。兵庫・市立尼崎高時代は三塁手。駒大1年時に肩の故障で選手を断念し、卒業後に指導者を志し北海道へ。駒大岩見沢でコーチを務めた後に旭川龍谷に転任。78年にコーチ、83年に監督として夏の甲子園に出場。鵡川では、部長として02年センバツ出場。02年8月から旭川南監督を務め07年に元日本ハム浅沼寿紀を擁してセンバツ出場。17年7月に旭川南監督を勇退。計4度の甲子園での成績は2勝4敗。

