新発田中央が新潟商との接戦を2-1の逆転で制した。先発のエース長谷川翔午(しょうま)投手(2年)は初回に1点を失ったものの、相手打線を3安打に抑えた。初戦(2回戦)の新潟第一戦に続いて2試合連続の完投だった。日本文理は村上桜ケ丘に7-0の7回コールド勝ち。2試合連続のコールド勝ちで力を見せつけた。
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熱闘を笑顔で締めくくった。長谷川は最後の打者を二飛に打ち取ると白い歯を見せながらマウンドを駆け降りた。「自分の投球ができた」。初回に2四球と適時打で先手を許す厳しい展開も苦にしなかった。2回以降のスコアボードには「0」を8個連続で並べた。「2回以降は力を抑えて、制球重視で投げた」。
ピンチを何度も背負った。5回に2-1と逆転してから、危ない場面は3度も訪れた。7回は2死一、三塁。8回は先頭の白井大雅一塁手(1年)に左中間二塁打を許し、9回も2死一、三塁と得点圏に走者を背負った。しかし、マウンドで決して弱気にはならなかった。「監督から『最後は気持ち』と言われている」と、右腕に気持ちを注入して最少1点のリードを守り切った。
円山宏大監督は「球威がある。連打は打たれない」とエースを信頼していた。初戦2回戦の新潟第一戦(9-3)は9回、147球の完投。新潟商戦は中2日のマウンドだったが、177センチ、90キロの体はスタミナのかたまりだ。「疲労は多少あったけれど、投げているうちに疲れは取れた」と事もなげに話した。
1年の秋に背番号1を背負った。ところが今年7月に肩を故障。「肩が上がらなくなった」と約1カ月はノースロー調整で、夏は控えに回った。今大会は夏の悔しさを晴らす絶好の機会だ。「3ボールからでも内角を攻められる。目標は4強入り」と、長谷川は北信越大会を視野に捉えた。【涌井幹雄】

