監督として取手二、常総学院(ともに茨城)で3度の甲子園優勝を成し遂げ、11月24日に肺がんのため89歳で亡くなった木内幸男さんの通夜が2日、取手市内で執り行われた。常総学院・島田直也監督、日本ハム金子誠野手総合コーチ、DeNA仁志敏久2軍監督ら、プロに進んだ教え子が多数参列。野球場を模した祭壇に、高校野球の「栄冠は君に輝く」が会場に流れる中、故人をしのんだ。

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▽帝京・前田三夫監督「いつも話をしてヒントになる言葉をいただきました。先生、ありがとう。本当に感謝しています。よく頑張りましたね、という気持ちで手を合わせさせていただきました」

▽土浦日大・小菅勲監督「祭壇の笑顔を見たら、泣けてきました。本当にお世話になりました。亡くなった翌日の25日は私の誕生日。生まれ変わろうと思いました」

▽元阪神・坂克彦氏「僕の野球の基礎、土台を作ってもらった。それがあったからこそ。木内監督がいたからプロに行けたと思っています。感謝しかありません」

▽茨城トヨペット・松沼雅之投手コーチ「観察眼が鋭く弱いチームを勝たせる野球ができる人。勉強になることがたくさんありました。本当に感謝しています」

▽日本製鉄鹿島・中島彰一監督「とても安らかなお顔をされていました。都市対抗野球大会では初戦敗退でしたが最後まであきらめずに戦えた。見てくださったと思います」