札幌地区では、札幌西が札幌新川を10-8で下し、秋は3年ぶりに初戦を突破した。8回裏に2失点で1点ビハインドも、9回表に6安打で一挙5点を奪い、逆転勝ち。15安打で10得点。18年春就任で、14年夏に浦河を南北海道大会4強に導いたOBの吉田健作監督(40)は「打って勝つという取り組みを続けてきて、ようやくチームで徹底することができた」と振り返った。

9回1死一、二塁で逆転の中越え三塁打を放った高橋建杜(けんと)中堅手(2年)は「吉田先生に言われた通り外の球に絞り振り抜くことができた」。今年の3年生が3人と少なく、1~6番まで6人が昨秋から主力として公式戦に出場。膝下と内角は捨てるという打撃面の徹底事項を掲げ続け、高橋は「前は焦って余計な球に手を出したが経験を積み重ねたことで、落ち着いて見極めることができるようになった」と成長を口にした。

来年で創部100周年。まずは83年以来38年ぶりの秋全道切符に向け、主将の森行志三塁手(2年)は「1年間試合に出続けてきた経験値を生かし、秋に全道に出て来春、そして夏に勢いをつなげたい」と強い口調で話した。【永野高輔】