明石商は競り負け、来年3月のセンバツ出場が絶望的になった。

同点の9回、ミスが致命傷になった。1死後、三ゴロ失策で出塁を許し、犠打で二塁に進まれた。その直後、左前打を処理した左翼手の本塁送球を捕手がはじいて白球はファウルゾーンを転々…。カバーできず、痛恨の決勝点を献上してしまった。狭間善徳監督(57)は「ミスが出たら勝てない。詰めてやってきたことですが、カバーもできていない。『1つのボールに2つの保険をかけなさい』と言ってきたが、失点につながった。負けるときは、こんなもの」と渋い表情を浮かべた。

3回に2点を先制されても、6回に岡原圭佑内野手(2年)の中犠飛と神野吏輝内野手(1年)の右前適時打で追いついていた。奮闘したが実らず。甲子園が遠のいた。この日は22年3月で勇退する東洋大姫路の藤田明彦監督(64)との一戦だった。狭間監督は「兵庫をリードしてきた藤田さんと最後に野球できるのは昨日から楽しみだった。今日の朝もあいさつして『寂しくなりますね』と。野球に向き合う姿勢もすごく素晴らしい方で、勝っても負けても、最後は(試合後)あいさつに行こうと。『兵庫のために頑張ってな』という声を掛けていただいてうれしい」と明かした。

同校は甲子園で春夏通算5度プレーし、19年には春夏連続出場した強豪だ。センバツは厳しい情勢になったがチームの強化を図る。