「強打の聖光」ここにあり! 4年ぶり6度目出場の聖光学院(福島)が、10安打9得点で二松学舎大付(東京)に勝利。18年春以来の「聖地1勝」を挙げ、16日の震災被害で苦しむ福島に明るいニュースを届けた。初回、4番捕手で先発出場の山浅龍之介(3年)の適時打などで3点を先制。1点を許した直後の5回には打者一巡の猛攻で6得点。冬場からの「打撃改革」が結実した。次戦は25日、ベスト8を懸け、近江(滋賀)と対戦する。
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聖光学院(福島)が二松学舎大付(東京)を2桁安打で下し、初戦突破を決めた。
4番山浅龍之介捕手(3年)が先制適時打を含む2安打2打点。先発した佐山未来投手(3年)は2安打2打点。投げては7安打3失点で完投した。
出場決定後、コロナ禍や大雪の影響を受けた。斎藤智也監督(48)は「2月中はいろいろありまして、逆に野球を一生懸命やるより、自分たちの力を発揮しようとか、人間的にもっと成長しようというところに転換した2月、3月だった。ただ打った、投げた、走ったではなく。一生懸命に自分たちの気持ちをぶつけようと、今日の試合に挑みました」と語った。
序盤から優位に立った。1回1死一、二塁から山浅の右前適時打で先制すると、5番安田淳平外野手(3年)の中前適時打、2死満塁で伊藤遥喜外野手(3年)が押し出し四球を選び、3点を先制した。
4回に1点をかえされたが、5回1死満塁で佐山が左翼線に2点適時二塁打。一気に点差を広げ、2死三塁から山浅の中前適時打でダメ押し、この回打者11人の攻撃で6点を挙げた。
斎藤監督は「(冬場は)バットをとにかく振れるようにとやってきたが、今日は打ち勝ったような感じではない。四球とかミスをもらったところで、つながったかなと。佐山が下位打線でありながら貴重なタイムリー打ってくれたり。左投手に関しては練習の成果が出たが、右投手から終盤は点を取れなかった。点を取ったイニングが2度だけ。相手より少ない。もう1点、もう1点と終盤は言っていた。もう1点ほしかった印象です」と課題も挙げた。
先発佐山は6回から2イニング連続で失点するも、テンポの良く投げ込み、打たせて取る投球でアウトを重ね、複数得点は許さなかった。9回は二ゴロ、投ゴロ、空振り三振で締めた。佐山は「1試合終わったことにまずホッとした。楽しめて投げられました。相手どうこうではなく、自分の投球をするだけだと思っていた。思い通りの投球ができました」と振り返った。
過去最高に並ぶ8強入りが懸かる2回戦は25日、近江(滋賀)と対戦する。
▽聖光学院・安田(甲子園初戦で適時打を含む2安打の活躍)「打席の中では、食らいついていこうという気持ちだった。野手全員がアグレッシブにバットを振れた」
▽聖光学院・山浅(初回に先制適時打)「結果はどうであれ(甲子園に)爪痕を残してやろうという気持ちでした」
◆斎藤監督が24勝目 聖光学院・斎藤智也監督が甲子園通算24勝目。仲井宗基監督(八戸学院光星)の23勝を上回り、東北勢の監督勝利では単独3位に浮上。東北勢1位は竹田利秋監督(東北-仙台育英)の30勝、2位は佐々木順一朗監督(仙台育英)の29勝(所属は甲子園出場時)。

