小禄が13安打9得点で、春の県大会で4強入りした豊見城を下し、新チーム初勝利で初戦突破を決めた。
田里天志(そらゆき)外野手(3年)が2本の適時打を含む3安打3打点の大当たり。まずは0-0の2死満塁だ。「ここで打てば流れがくると思った」と直球を引っ張り、三遊間を破った。先制の2点適時打に「チームに勢いを与えることができた」と納得顔だ。1点リードの4回1死二、三塁でも左前タイムリー。8回は左前打と3安打の固め打ちだった。
4年ぶりに声出し応援が解禁され、スタンドも熱狂した。この日はサッカー部、ダンス部、剣道部など500人を超える応援団が結成された。吹奏楽部は、野球部から今大会前にリクエストされたというプロ野球巨人のチャンステーマで知られる「Gフレア」を演奏するなど、音でナインを強烈に後押しした。
田里は「応援があって、やっぱり打席の中で気持ちが乗れる。Gフレアを聞くと、やっぱりめっちゃ燃える。『絶対打つ!』って、もうメラメラでした」と声を弾ませた。
吉元嘉邦監督(54)は「応援で背中を押してもらいました。何とか初戦勝ててホッとしています。小禄高校、一丸でつかんだ勝利です」と笑顔。昨秋、今春と2季連続で初戦敗退だっただけに、夏1勝をかみしめた。

