甲子園の初戦を突破したクラーク・佐々木啓司監督(67)が、報道陣を笑わせた。2回戦で対戦する花巻東戦の佐々木麟対策を問われ、こう答えた。「申告(故意四球)もあるかもしれないね。満塁でもね。申告で1点だったらいいじゃないですか。そんな太っ腹を持ちながら戦うのも夏の大会かもしれないから」と考えを口にした。続けて「麟太郎君も今一番いい形で打席に立っている。何とかいい試合ができるように頑張っていきたい」と意気込んだ。

クラークでは春夏通算4度目の挑戦で聖地1勝に手が届いた。かつて指導した駒大岩見沢時代を含む昭和、平成、令和の3元号勝利を達成。「(創部)10年目になりますが、勝ててほっとしましたね。なんとか勝てるチームになったということがうれしい。感謝しないといけない」とかみしめた。

深川市内の寮で選手とともに生活を送る。「寮での生活がすべて。それがきちっとできているということが今日の結果」と選手をたたえた。67歳と高校生では50歳前後の年齢差があり「孫ですからね」と笑う。次戦は13日。「楽しみですね。しっかり調整して準備します」と見据えた。【山崎純一】

◆佐々木監督が3元号勝利 クラーク・佐々木啓司監督は駒大岩見沢時代に甲子園で通算7勝している(昭和3勝、平成4勝)。監督の昭和、平成、令和3元号勝利は阪口慶三監督(東邦-大垣日大)に次いで2人目。

◆父子が監督と部長 佐々木達也部長は監督の次男。父子コンビで勝利は今春の山梨学院が吉田洸二監督、長男の健人部長で優勝して以来。

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