32年ぶり出場の大社(島根)が早実(西東京)を延長11回、タイブレークの末、サヨナラで破り、大社中時代の1931年(昭6)以来、93年ぶりの8強入りを決めた。島根県勢の8強は21年の石見智翠館以来3年ぶり。これでベスト8が出そろった。以下、石飛文太監督(42)の一問一答続き。

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-9回から球場が独特な雰囲気だった

ほんとに球場全体が、ちょっと言い過ぎかもしれませんけど、すべて勘違いかもしれませんけど、すべて大社の応援してくれてるんじゃないかなという風な気持ちになりました。島根もそうですし、大社高校に関わりのなかった方が、道端で「頑張ってよ」とか「応援してるよ」とかいうお声をいただきます。これは何がそうさせるのかちょっと分かりませんが、うちの野球を、選手とともにみんなでできているっていうことの表れなのかなという風に思います。

-チーム作り

どう守るか、どう点を取るか。選手と一緒に相談してます。全部相談しながら、それで答えを出してます。その中で意見交換。(選手は)そもそも主体的です。主体的に自分らはこうしたい。自分らが今この状況で、このランナーで、この打順で、こういう相手の気持ちでとか、そういうのを考えながら自分たちでまず会話します。そこに僕が入る感じです。それを聞いてて、僕が入って、「いけるか。どうだ、今ちょっとお前迷ってないか」とか。ちゃんと意思を合わせて。

-準備してきたことがつながっている

そうですね。準備してきたことといえば、彼らが自分たちで考えるというそのスタイルを確立できたこと。このタイブレークのシフトでアウトにしたっていうことにつながったと思います。

-選手たちから「やりたい」と

もう自分らで考えてやってます。で、その中で、「ちょっとこれどうなってる」とか「これちょっと早すぎるよ、タイミング」とか。僕も、ちょっと素人ですけど、野球を知らないわけじゃないんで。「こうなってるよ」とか「今このタイミングこうしたらもっといいよ」とかそういう風な感じで練習を作ってます。

-不思議なチームとおっしゃっていた

この子らは自分らが作ってきたものをここで披露してるだけだと思うんですね。不思議っていうのはその、神がかってる感じがするじゃないですか、正直。だってこの島根の田舎から出てきて、地元の子で、公立校で、皆さんが知るチームとこうやってこんな試合ができるなんて。誰も思ってないと思うんですよ。まだホテルに泊まれるとか、ベスト8って言っとったけども、ほんとにベスト8とか。いやもうすごいし、もう誰のおかげかもわからんぐらい皆さんのおかげなんで。ありがとうございます。

-普段通りのプレーをこの大舞台でやるは難しいと思うが

いつも以上です。これは毎試合毎試合なんですけど、報徳さん、創成館さん、早実さんとやるから、そして甲子園でやるから、そしてこの観衆の中でやるから、すごいプレーが出るのかなって思います。いつも通りじゃないです。いつも以上です。

-次の試合でもまたいつも以上が出せる気は

いや、いつも以上を出せる気はしないですけど、ただ、すごい相手さんが強いので、どんな試合になるんだろうみたいな、どんなプレーが生まれるんだろうみたいな感じでワクワクします。

-5人目の内野。率直にどんな気持ち

もうその、気づいてなくて、僕。なんかどよめいたんで、もう「どこ、誰、どっから来た」みたいな。代わったレフト? じゃあ内野手の子? それ先言ってよーもう。すごいなんか誰みたいな。危ないよなと思って。でも、あそこで出せなかったです。スクイズが。

-そのシフトを見て出せなかった

シフトを見て冷静になってなかったです。僕が。だから「すまん」って言って。あそこ冷静に見たらスクイズだと思います。逆に。シフトかけてきてるから、ないと思うじゃないですか。わかんないです。偉そうなこと言いません。僕の気持ちの中でスクイズかなと思いました。

-逆の立場だったらああいうシフトは

僕はしません。選手がするかもしれません。うちの選手にとっての邪魔になるようなことは僕はやりません。うまく言えないんですけど、一緒にやってます。

-ベスト8達成、次の目標は

そうだ、93年ぶりじゃないですか。もう、わけわかんない。次の目標は選手が決めます。