今秋の東京大会で16年ぶりの優勝を果たし、来春センバツ出場が濃厚な帝京が千葉経大付との練習試合に臨み、4-0完封で今年最後の対外試合を締めくくった。

2点リードで迎えた5回。1死二塁から右打席に入った5番蔦原悠太外野手(2年)は「それまで2打席凡打だったので、ちょっとフォームを変えてみようと思ったんです」と、左肩を少し内側に入れ、体を開かないようにイメージ。センター方向の意識から「一塁ベンチの方にライナーを打つくらいの気持ちで」と、バットを振り切ると高校通算24本目となる左越え2ラン本塁打になった。「うまくボールが見えて、いい打球になりました」。最後の対外試合。1打席も無駄にしない。試合中での思い切った修正が結果を生んだ。

これから長い冬が始まる。蔦原は「いい感覚で試合を終えることができた。この感覚を忘れずに、もう一段レベルを上げて春を迎えたい。もっと対応力をつけて4打数4安打。10割を目指します!」と心強い。伝統の「強打の帝京」の主軸として。「その一員として恥じない打撃をしていきたいです」と、冬の成長を誓った。

投手陣も負けてはいない。先発の成田和史投手(1年)から4投手による完封リレー。2番手に登板した岡田武大投手(2年)は最近覚えたというカットを武器に、次々と凡打の山を築き4回を1安打無失点。「バリエーションが増え、フォームも力感なく冷静に投げることができました」と、手応え十分だった。

チームの目標は「日本一」。金田優哉監督は「日本一という目標を立てて新チームが始まり、今ようやく甲子園が現実的になり、日本一が目指せる目標になった。冬の間、しっかり課題をつぶし、自信満々で全国の舞台に立ちたい」と、気持ちを込めた。秋に得た大きな自信を胸に、選手たちはさらなる高みを目指し、この冬は練習に打ち込む。