悲願の初出場を目指す中部大春日丘(はるひがおか)は、Cブロックのシード校として登場。7月12日に小牧市民球場で、半田農-西春との初陣に臨む。今春は「愛知私学4強」の中京大中京(3回戦)、東邦(準決勝)に中盤以降の逆転勝ちと好成績を収め、準優勝を飾った。
チームは、リードオフマン斉藤由真内野手(3年)と斉藤真監督(45)との親子タッグにも期待がかかる。抽選会に出席した、W主将の1人、和辻凌空内野手(りく、3年)は「僕たちにとって、斉藤先生は第2のお父さん。甲子園に連れて行って、男にしたい」。
同校はラグビー日本代表の姫野和樹を輩出した高校ラグビー・花園の常連校。昨秋は県4強。3位決定戦で敗れ、センバツ出場への道である東海大会出場を逃した。冬場は、「秋からのアップグレード」をテーマに練習だけでなく、全身をトレーニングで追い込んだ。ナインのクラスメートのラグビー部員からは、「冬が明けるまでに目標の数値をクリアできるように」とゲキを飛ばされた。食らいついたナインは走攻守でパワーアップ。今春準優勝、東海大会出場と奏功した。
今夏の愛知大会は、暑さ対策で準決勝からバンテリンドームでの開催。同球場に近い大曽根駅と校舎の最寄り駅・神領駅は、JR中央線沿線で結ばれている。夏の過去最高成績は4強。「甲子園に行っての本物。それを超さないと春日の歴史を刻めない」と和辻は語った。
「高校野球は試合に出る9人だけでは成り立たない。ベンチの20人が協力して成り立つ」。ダブル主将で三塁コーチや伝令を担う和辻と投打の軸・横田鉄伸外野手を先頭に、目指すは全174チームの頂点だ。互いを高め合ってきたスローガン「恩返し」の心で昨夏初出場の豊橋中央に続く初聖地を実現させる。【中島麗】

