花巻東(岩手)が18日、4月15日に包括連携協定を締結した国学院大(東京)の姉妹校・国学院大栃木学園が運営する国学院栃木と、同大包括連携指定校・加藤学園(静岡)との記念試合を同校野球場で行った。けがの影響で出場を見合わせた主将の古城大翔(だいと)内野手(3年)が最後の夏に向けての意気込みを語った。

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欠場した古城は、ベンチからしっかりと試合を見守った。「レベルの高い相手とできたことで、自分たちになかったプレーであったり、逆に相手にはなくて、自分たちにあったプレーなどもわかりました。自分よりも、試合をした選手たちのほうがわかると思うので共有しながら、チームづくりに今日の試合を生かしていきたいです」と話した。

5月中旬からの春季岩手県大会を前にけがに見舞われた。当初は焦りと不安が行動にも出ていた。「自分のことでいっぱい、いっぱいになってしまって、キャプテンというのも名前だけのような感じでした」。その姿にチームメートからは、「そういう行動はしてほしくない」と叱責(しっせき)され、「必ずお前が必要だから」と伝えられた。

その言葉にハッとした。1年春から主力として経験を積み、主将としてチームをけん引する責任を改めて感じた。「焦りはあります。それでもしっかりやれている理由は、仲間が自分を必要としてくれているので、みんなのためにリハビリを頑張ろうという気持ちからです」と力強く口にした。

さらに、気づきもあった。「プレーをしている時より、今のチームに必要なことだったり、逆にいいところに気づくことができました」と話す。これまでも、「一人一人、責任を持ってやってほしい」と、整備やゴミ拾いなど、野球以外の部分も徹底するチームづくりを目指してきた。それが、しっかりとチームに浸透していた。「新たな気づきをできたのはプラスになりました」とうなずいた。

最後の夏を前に、順調に回復している。“岩手から日本一″の瞬間を聖地のグラウンドで迎えるため、今できる最大限を尽くす。【木村有優】

◆古城大翔(ふるき・だいと)2008年(平20)6月4日生まれ、横浜市出身。小1から山田バッファローズで野球を始め、中学では都筑中央ボーイズでプレー。花巻東では1年春からベンチ入り。50メートル走は6・4秒。遠投120メートル。趣味は歌うこと。憧れの野球選手はドジャース大谷。182センチ、95キロ。右投げ右打ち。