初出場の東日本国際大昌平(福島)が青森山田(青森)との東北対決を制し初の16強入りを決めた。福島県勢で聖光学院以外の夏2勝は1983年(昭58)の学法石川以来43年ぶり。江井康胤監督(55)は「本当に2勝もできると思っていなかったので、とてもうれしい気持ちです。1試合、1試合と選手たちが成長しているなというのを実感しています」と話した。
1-1の5回、無死一塁から9番小内壱晟捕手(3年)が鮮やかなバスターを決めた。バントの構えからバットを引いてスイング。勝ち越しの適時二塁打がレフト左へ飛んだ。さらにこの一打から満塁へと好機を広げ打者一陣の猛攻で計5点を勝ち越しに、指揮官は「5回のあの場面だけ本当に打ちにいけたなという感じで、それ以外は守備で耐える時間が多かった。あの回に送りバントが決まらず攻撃の形ができていなかったのですが、小内がバントから切り替えて打ってくれて、それで一気に流れに乗ることができました」と選手個々の判断が勝機をたぐり寄せた。
守ってはエース照沼佑崇(3年)が2失点で完投。初戦の白樺学園戦(1失点)に続き2試合連続の完投勝利を挙げた。「球速以上にインコース・アウトコースへ丁寧に投げ分けてくれて、相手バッターに狙いを絞らせない素晴らしい投球をしてくれました」とほめたたえた。
東日本国際大昌平は3回戦で同じ初出場の有明(熊本)と対戦する。

