拓大紅陵(千葉)は追い上げ及ばず仙台育英に敗れ、3回戦敗退となった。

拓大紅陵の坂巻展行監督(60)は選手たちをほめたたえた。相手は仙台育英。東北の雄、優勝経験もある学校に気後れせず、がっぷり四つを組んだ。だからこそ、両校に2桁安打が飛び交う打ち合いになった。スコアは3-6。ヒットの本数と比べてロースコアの接戦。締まったゲームになったのは、集中力を切らさずに最後まで戦い抜いたからだ。

「うちの選手たちは中学時代に飛び抜けた実績を持っていたわけではありません。それでもこれだけ力のあるチームと互角に戦うことができているのを見て、自分が指導してきたアプローチは間違いじゃなかったなと実感しています」と力を込めた。

スタンドには大勢の生徒、保護者ら大応援団が駆け付けた。13日に観測された記録的な豪雨の影響を受ける千葉から来る労をねぎらい「千葉県内が雨などで非常に大変な状況であるにもかかわらず、あれだけ多くの方々に足を運んでいただきました。また今日来られなかった方も、テレビの前で応援してくださっていたと思いますので本当にありがたいです。県大会からそうでしたが、甲子園に来てからその温かさをより強く感じました」と感謝を込めた。

ナイター、雨天中断、ビデオ検証…。2試合で本当にいろいろなことを経験した。何より選手たちの表情が充実ぶりを物語る。「初戦は試合前に雨でシートノックができず、今日は試合中に雨で中断、そしてナイトゲーム。『こんないろいろな経験はめったにできないんだから、この経験自体を楽しもう』と前向きに捉えて声をかけたら、(中断中は)横に監督がいるのも分かっているのかなと思うくらい、みんな和気あいあいとリラックスしてやっていました(笑い)。羽目を外しすぎないように気を配ったくらい」。肝っ玉のすわった選手たちの姿がひときわ大きく見えた。

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