智弁和歌山の川原一将内野手(3年)が一世一代の大仕事を果たした。1点を追う8回1死二、三塁。カウント1-1からの3球目、外角低めカーブをスクイズした。初球は失敗したが、きっちり投前に転がし「もう覚悟を決めました。心臓はバクバクでしたけど、決められて良かった」と胸を張った。父一剛さんは同校の元二塁手で94年センバツで優勝。父子二代で甲子園Vを果たし「お父さんに『優勝頼んだぞ』って連絡をもらっていた。そこは素直にうれしいです」と会心だった。
◆父子で優勝 8回に同点のスクイズを決めた智弁和歌山・川原一将は、父一剛さんが94年センバツで優勝した同校の二塁手だった。準々決勝の仙台育英戦で代打出場した背番号13の清水大夢内野手も父昭秀さんが97年夏の同校優勝時に救援投手で、中谷仁(現監督)とバッテリーを組み胴上げ投手になっている。過去に父子で甲子園の優勝を経験したのは83、85年夏の清原和博(PL学園)、23年夏の清原勝児(慶応)の1例だけ。

