右上腕三頭筋腱炎(けんえん)のため故障者リスト(DL)入りしているカブスのダルビッシュ有投手(31)が、予定されていた試合形式での登板を1日延期し20日(日本時間21日)に行うことになった。19日がダブルヘッダーとなり、練習時間がなくなったため。

 ダルビッシュは5月26日に今季2度目のDLに入り、12日に投球練習を再開。20日試合形式が、DL入り後初の実戦登板となる。

 それでも投球練習再開後は、状態が良くなったり悪くなったりと一定しておらず、球団首脳陣は復帰までのリハビリ過程を急がせない方針だという。マドン監督は20日の試合形式の登板後について「次がマイナーでのリハビリ登板になるか、もう1度試合形式で投げるか、まだ分からない。明日(20日に)投げてみて、翌日に彼がどのような状態かを確認してから決める。1つ1つやっていく」とコメント。またオールスター前に戻ることよりも後半戦での貢献が重要とし「シーズンのこの時期にどうすることが有益かを考えたい。8月、9月にはいい戦いをしたいのでね」と話した。