薬物規定違反で80日間の出場停止処分を受け戦列を離れているマリナーズのロビンソン・カノ二塁手が、ファンとチームメートに謝罪した。

 同選手は利尿効果がある禁止薬物のフロセミドに陽性反応を示した。同薬は運動能力向上効果を持つ薬物の使用を隠すために用いられることもある。

 カノは「シアトルという都市、ファンの皆さん、米国とドミニカ共和国の若い野球選手たち、そして何よりもチームメートたちに対して、心から謝罪したい」と述べた。

 規定違反の内容について詳細は明らかにしなかったが、薬物は治療を目的とし、ドミニカで処方されたものだったとコメント。「自分の体内に入ったものに関しては、自分に責任がある」と認めた。

 カノは8月14日に復帰可能となっている。同選手が不在だった50試合をマリナーズは34勝16敗と大きく勝ち越している。