ドジャース前田健太投手(30)が25日(日本時間26日)、エンゼルス戦でオープン戦最終登板を終えた。3回5安打3失点も無四球で最速94マイル(約151キロ)を計測。シーズン初先発となる開幕3戦目の30日(同31日)ダイヤモンドバックス戦に向け「もちろん」と準備万全を強調した。

初回、1番カルフーンに初球直球で先頭打者弾を浴びても冷静だった。「キャンプ中なので先頭の初球はストレートでストライクを投げよう、と。シーズンではない(配球)」。3回は2番トラウトに適時打を許したが「いい打者と対戦できていい練習にもなった」と余裕の表情は崩れない。

この日は変化球のサインに首を振り、4番プホルスから直球で見逃し三振を奪う場面も。「変化球を狙っていると思って。ああいう配球をすればもっと打者が迷ってくれる」。キャンプ中は実戦計6戦で防御率3・50。したたかに“種まき”を終え、充実感が漂う。

「結局は結果を残すしかない。このチームで先発を守るのはメジャーでも1、2を争うぐらい大変なこと。その中でやれているのはプラス」。メジャー4年目。自信はありそうだ。(アナハイム=佐井陽介)