自打球で睾丸(こうがん)破裂の重傷を負い、昨季後半4カ月を欠場したマリナーズのミッチ・ハニガー外野手が20日の練習中にケガを再発し、少なくとも6週間から8週間は離脱の見込みとなったことが分かった。MLB公式サイトが伝えている。

2018年にブレークし、同年にオールスターに選出されたハニガーだが、昨年6月6日に行われた試合でファウルした際に打球が自分に当たって負傷。復帰に向けて熱心に取り組んでいたが、通常練習で初めて打撃強化に取り組んだ際に異常を感じたという。

ジェリー・ディポトGMはハニガーが今季開幕に間に合わない可能性があると述べたほか、鼠径(そけい)ヘルニアの手術が必要となる可能性についても示唆。ただし、球団側は同選手の状態についてさらなる情報を待つ状況だという。

スコット・サービス監督は「残念だ。ミッチを気の毒に思う。彼は全力で取り組んでいた。コンディションも上がり、フィールドに戻って野球を再開することにとても興奮していた」とコメント。それでも「ミッチはできるだけ早く戻れるよう全力を尽くすはずだ」と、同選手の早期復帰を願っていた。