カブス・ダルビッシュ有投手(33)が、今季の実戦初登板へ、万全の準備を整えた。24日(日本時間25日)、アリゾナ州メサのキャンプ地でライブBP(実戦想定の投球練習)を行い、同僚のヘイワード、カラティニらと対戦した。

インターバルを入れ、回をまたいで2イニング想定で31球を投じた。直球には威力があり、スライダーも鋭く変化し、キレがあった。延べ8人の打者に対して安打性の当たりはゼロ。空振り三振2つを含む4奪三振で圧倒した。登板を振り返り、「良かったですね。コントロールもよかったし、直球も強い球がいっていたので」と手応えを口にした。

登板後には投球データを確認。1イニング目に直球が97マイル(約156キロ)を計測したことを明かし、平均では「95、96(約153キロ~154・5キロ)くらい」だったという。

今季初の実戦登板は、29日(同3月1日)のブルワーズとのオープン戦の予定。仕上がりについて「もう大丈夫だと思います。ちょっとずつ、上げていきます」と話した。