米大リーグ機構(MLB)が、選手会に新たな報酬案を提示したことを8日(日本時間9日)、複数の米メディアが伝えた。

新たな案は、レギュラーシーズンを76試合とし、14チームに拡大する予定のポストシーズンをさらに2チーム増加。その上で、試合数に応じた日割り給与の75%を支払う。ただし、75%となる対象はポストシーズンが行われた場合のみで、確実に保証される給与の割合は、日割りの50%だという。

USAトゥデー(電子版)は、日割り給与の全額とシーズン114試合の開催を求めていた選手会側は、この新たな提案を公式に拒否はしていないものの、「後退している」との見方を示したと報じた。

また、CBSスポーツは、これまでMLBが提案したシーズン82試合、50試合前後の場合の報酬案と比較した結果、どれも選手の年俸に対する減額の割合はほぼ同じで、各条件で支払い形式が変わっているだけと指摘した。