ドジャースが32年ぶり7度目のワールドシリーズ(WS)制覇を果たした。今春キャンプ直前にレッドソックスからトレード移籍したムーキー・ベッツ外野手(28)と、リーグ屈指の救援陣の活躍でレイズを退けた。試合途中には「3番三塁」で出場していたジャスティン・ターナー内野手(35)が新型コロナウイルスの検査で陽性反応を示したことが発覚。祝福ムードの中、物議を醸す結果となった。レイズ筒香嘉智外野手(28)は出場機会なく欠場し、WS3打数無安打でメジャー1年目を終えた。

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試合終了後、チームの記念撮影に参加したターナーについて、フリードマン編成本部長が事情を説明した。「周囲に気をつけて、マスク着用で社会的距離を保ったまま、彼は写真を撮りたかったのだと思う。彼の貢献はどれだけ大きかったか。誰も止める者はいなかった」と話した。今後は滞在先のホテルで選手、チーム関係者も含めて全員が検査を行う予定。「結果が出てから、どうしていくか判断する」と慎重な姿勢を示した。