エンゼルス大谷翔平投手(26)が今キャンプ初のライブBP(実戦想定の打撃練習)を行い、打撃改良の手応えを口にした。

23日(日本時間24日)、4投手に対して5打席、主に投手の球筋を確認。「比較的ボール、ストライクの判断もしっかり出来ていたかなと。5、6本(打球が)前に飛びましたけど5本くらいはいい当たりだったので、いいボールに対してコンタクトもしっかり出来ていたと思います」と振り返った。

今季のテーマは「下半身」と「低弾道の打球」だ。昨年は打率1割9分と低迷。「体のひねりや上半身のローテーション(回転)で飛ばしたくなる傾向があるので、どうしても率につながらない」と話し、今オフは下半身主導のスイングを特に意識。軸足の左足に重心を乗せ、「下で回れているときは、上がフリーな状態になるスペース(自在に動かせる範囲)も大きいので、その分、率が残る可能性も高い」と、打率を上げるための意図を明かした。

打球角度も低く、強くコンタクトすることを重視する。「基本的には低い打球を打ちたい。その方が(バットがボールに)当たる面積も大きいですし、打球速度も速くなるので、ヒットになる確率も高くなる」。今季からMLBは飛距離が出にくいボールを使用するが、連日、キャンプのフリー打撃では柵越えを連発している。「影響は感じないですね。今のところ、打っていて変な感じはしないです」。低反発でも関係ない。持ち前のパワーを、下半身からのスイングで存分に発揮する。【斎藤庸裕】