フィリーズは1日(日本時間2日)、元GMのリー・トーマス氏が病気のため8月31日に死去したと発表した。86歳だった。

トーマス氏は、セントビューモント大から61年にヤンキースでメジャーデビュー。同年にエンゼルスに移籍し、24本塁打を放った。外野手、一塁手として活躍し、62年は球宴に出場。同年は26本塁打、104打点だった。レッドソックス、ブレーブス、カブス、アストロズと移籍し、69年には南海に入団した。

南海では109試合に出場し、395打数104安打、12本塁打、50打点、打率2割6分3厘で、1年で退団、帰国した。メジャーでは通算1027試合で847安打、106本塁打、428打点、打率2割5分5厘。

引退後はカージナルスのフロントをへて、88年にフィリーズでGMに就任。93年にナ・リーグ優勝を果たした。レニー・ダイクストラ、カート・シリング、ミッチ・ウィリアムス、ダニー・ジャクソンら個性的な選手を集め、元オールスター選手としては2人目の「最優秀エグゼクティブ」に選ばれた。