エンゼルス大谷翔平投手(29)が「2番投手兼DH」で出場し、第4打席で40号ソロ本塁打を放った。

1点リードの8回1死、右腕キャンベルと対戦。カウント2-2から内角直球を捉え、弾丸ライナーで右翼席へ運んだ。

終盤でリードを広げる貴重な1発。打球速度は106・7マイル(約172キロ)、角度23度、飛距離は390フィート(約119メートル)だった。

投手では4回を投げ、3安打無失点に抑えていたが、59球で交代。球団の発表によると、右腕と指のけいれんによる降板だった。

第1打席は1回1死、右腕ウーと対戦。初球のスライダーに詰まりながらも、右前に運んだ。7月27日、タイガースとのダブルヘッダー2試合目から8戦連続安打をマークした。

第2打席は4回1死、カウント3-1からの外角球を見逃し、四球を選んだ。

6回2死の第3打席は3ボールから申告敬遠で出塁。その後、二盗で今季14個目の盗塁をマークした。これでチャンスメークすると、3番クローンの中前打で一気にホームへ生還。大谷の出塁と足を使った攻撃から、同点とした。さらに4番ムスタカスが適時二塁打を放ち、逆転に成功した。

手負いの状態でも出場を続け、第4打席で豪快弾。鉄人ぶりを発揮した。

だが、チームは9回に守護神エステベスが逆転満塁弾を浴びるなど、まさかの炎上。2点リードを守れず、同地区のライバル・マリナーズ4連戦の初戦で痛い黒星を喫した。