【フィラデルフィア(米ペンシルベニア州)10日(日本時間11日)=四竈衛】ロッキーズ菅野智之投手(36)は、敵地でのフィリーズ戦に先発し、5回5失点で3敗目(3勝)を喫した。あと「1」と迫っている日米通算150勝は次戦以降へお預けとなった。

「マイルハイ(標高約1600メートル)」の高地で変化球の曲がりが少ないと言われる本拠地デンバーに慣れ始めたことが、皮肉にも敵地では「副作用」として表れた。1回1死から2番シュワバー、3番ハーパーに連続ソロ本塁打を浴びた。スイーパーなど変化球の動きが大きくなり、細かい制球ミスにつながった。「ボール先行が多かった。狙ったところには行っているんですけど、ボール1個分くらい、微妙なズレがあった。アジャストするのに時間がかかってしまった」。2回には、味方の失策、シュワバーの2打席連続本塁打などで3失点。リズムをつかめず、後手に回った。

それでも、3回以降は無失点と中盤まで持ちこたえた。もっとも、相手先発は昨季サイ・ヤング賞2位の左腕サンチェス。ロ軍打線も完全に牛耳られ、完封負けを喫した。「やられる時は、いつももったいないという感じはしますけどね。ちょっとしたところなので修正できると思います」。節目の記録を前に足踏みしても、ベテラン右腕はうつむくことなく、次戦へと目を向けた。