広島が3回までに4発、12安打9得点の乱れ打ちで黒田を援護した。勢いを付けたのは右翼でスタメンを狙う1番鈴木誠也内野手(20)だ。せいや! と初球先頭打者本塁打をかっ飛ばした。2回にもヘッドスライディングで遊撃内野安打をもぎ取るなど3回までに3安打。3試合ぶりの先頭打者で役割を果たした。
「本塁打は反応でした。いい形でバットが入りました。打席でどんどん振っていくのが、いい形になっているのだと思います」
13日の全体練習で緒方監督から言われた言葉が良薬になった。「結果を恐れずに相手を見下すくらいの気持ちでやっていってくれ」。これで吹っ切れた。「結果を気にせず打席で強く振る」と自負する持ち味が復活。けん制で逆をつかれ盗塁死したものの指揮官は「一日一善、必ずなにかミスをするが、もっとでかいことをやってくれそうな選手だ。右翼では誠也が1歩リードしている」と独特の言い回しでたたえた。
リードオフマンが打線にも元気を与えた。1回には2番菊池が2者連続弾のソロ。3回には丸が2ラン、グスマンもソロ。3回は打者13人を送り込み8安打7得点とワンサイドゲームを演出。テンポのいい黒田の投球も相まって序盤でゲームを決めた。緒方監督が重視する1番打者の争いも、鈴木誠と田中が一騎打ちの様相を呈してきた。黒田が投げれば勝つ。オープン戦2勝目は収穫が多かった。【池本泰尚】



