開幕投手を務める巨人先発の菅野智之投手(25)が、本番前ラストの登板に臨んだ。先頭の西川を149キロで振り遅れさせ、2者連続の空振り三振で立ち上がった。直球の球威、フォークボールの落差は十分にあり、降板した3回までに4個の三振を奪った。打者16人に対し、初球ストライクが12人。ここまではいつもの菅野だった。
主導権を握りつつも、詰めに苦しんだ。直球がふけ上がる軌道。変化球は、特にベース板付近でカーブ、スライダーのひと曲がりが足りず、真ん中付近に集まった。2回2死満塁で田中。4球目の119キロ、続けたカーブが直前よりも浮いた。バットのヘッドが返った瞬間、一番打球の飛ぶポイントでミートされた。適時二塁打となり、失策も絡み4点を失った。「結果が出なかったことは残念です」としつつ、現状を「80%」と表現した。
菅野 スピードとしては本来に戻ったが、追い込んでからが反省点。ただ、感触としては悪くない。反省を踏まえ、開幕までの1週間を有効に使えるかが課題。3回で降板したのは予定通り。アクシデントではありません。
「気持ちが上がってくれば、体の状態も上がってくる。試合が近づけば上がってきます」と心配なしを強調した。直球の軌道と変化球の精度。「久しぶりで意見の食い違いもあった」とした、捕手小林との呼吸。残り20%を埋める1週間だ。



