オリックスが泥沼の連敗を6で食い止めた。同点の5回2死一、二塁から新戦力の小谷野栄一内野手(34)が中前に勝ち越し打。東明が8回2失点と粘りの投球でやっと3勝目をもぎ取った。
9日ぶりの勝利のハイタッチが心地いい。日本ハムからFA移籍の小谷野が、5回に勝ち越し打を放ち、ソフトバンクに逆転勝ちだ。「勝った勝った。いいですね、やっぱり。気合というか勢いで打った」。3回は満塁機で凡退していた。「絶対打ってやろうと思っていた」と、執念で東浜のカーブに食らいついた。
開幕カード西武戦の本塁打以来、出場12試合連続で打点がなかった。3日の日本ハム戦では守備でミスして、観戦に訪れた宮内オーナーから「全くだめ」とダメ出しされた。打率も1割台と低迷。スタメン落ちも多くなった。それでも気持ちは切らさなかった。
お立ち台にも上がったベテランは「与えられたところでやるのが選手。チームも僕も結果が出ていなかったが、これを機に打ちまくりたい」と反攻を宣言した。森脇監督もひと息ついた。「ここまで空回りするところも見られたが、僕がうまくコントロールできたらもっと機能する。正直、1勝、勝ちというのはあらためてうれしいものだね。借りたものしっかり返していきます」。故障者も多く、借金11と苦しい状況に変わりない。それでも1つずつ白星を重ねていくしかない。【大池和幸】



