巨人が天敵メッセンジャーの不安定な立ち上がりを攻め、攻略に成功した。

 1回1死一、三塁から坂本の一ゴロの間に先制点をマーク。2死二塁から阿部が適時二塁打、長野も左前適時打を放って、一気に天敵から3点を奪った。監督代行を務める川相昌弘ヘッドコーチ(50)は「メッセンジャーからはなかなか点は取れませんから。(初回に)3点取れたのが勝因」と振り返った。

 難攻不落の相手を崩したのは、足を絡めた攻撃だった。1回、片岡が中前打で突破口を開くと、橋本の2球目にエンドラン。「外のボールだったので、三遊間へゴロを打とうと思って」と二塁のベースカバーに入った遊撃手・鳥谷の逆をつくように三遊間にはじき返し、1死一、三塁へとチャンスを拡大。そこから、畳み掛けるように得点を重ねた。

 川相ヘッドコーチは「つけ込むなら、立ち上がりだろうと。片岡が出て、足を絡められると思った。橋本は当てるのがうまいですし、うまく決まった」と2、3番のつなぎを評価した。得点は初回の3点に終わったが、前夜に続き、今季5度目の2ケタ安打をマーク。昨季1勝4敗と苦しめられた天敵メッセンジャーを相手に、価値ある勝利を飾った。【久保賢吾】