20試合で49得点だった広島打線が、黒田のおとこ気でよみがえった。12安打を放ち、今季最多の11得点。今季初の1番に抜てきされた田中が3安打の猛打賞。2番菊池が送って、クリーンアップでかえし、下位打線でダメを押す理想的な展開だった。苦手としていた阪神藤浪を攻略。緒方監督も「打線として機能した」と久々の快勝を喜んだ。
ナインは黒田の姿勢に動かされた。4番に座った新井貴浩内野手(38)は6回に中前適時打を放つなど活躍。一触即発の場面では真っ先にベンチを飛び出した。「黒田さんは常に戦う姿勢を見せてくれる」。これで黒田の登板日には13打数6安打。「そういうのはいいよ(笑い)。誰のときでも打ちたい」と言うが、自然とみなぎるものもあるだろう。
あわやの場面の後、黒田はきっちり進塁打を放った。1番田中はその姿をネクストバッターズサークルから見ていた。「きっちりと進塁打を打ってくれた。なんとか走者をかえしたいと思った」。一ゴロ失策だったが、打球に気持ちが乗り移っていた。チームは連敗を止め、5位阪神にゲーム差なしと迫る。黒田のおとこ気をつなぎ、今日26日も勝って最下位脱出を狙う。【池本泰尚】



