日本ハムが泥沼の4連敗を喫した。中田の12号ソロなどで3-1でリードしながらも、先発メンドーサが誤算。5回に4連打を浴び、4失点で5回持たずに降板した。リリーフ陣も西武打線を止められず、7回にも追加点を許し、終盤に追い上げたが届かなかった。連敗を止められず、首位西武とは2・5ゲーム差に開いた。

 まとわりつく重さを、懸命に隠した。栗山英樹監督(54)は傷ついた心を秘めに、秘めた。今季最長4時間31分。凡戦と紙一重のような激闘を終えた。「え~…」と約3秒絶句してから、吐き出していった敗戦の弁。襟を正し、背筋を伸ばした。

 「1つ1つ挙げていったらキリがない。何十個とある。せっかくこんな試合をやって…。みんなが悔しい思いをしている。生かしていかないと意味がない」

 無数と感じた敗因の詳細の分析を避けた。投手ではメンドーサの乱調、信頼を置く鍵谷ら中継ぎ陣の誤算。攻めては3度の満塁機を生かせないなど14残塁の拙攻もあった。2点を追う8回1死二、三塁では判断ミス。途中出場ハーミッダの中前打で、二塁走者の岡のスタートが遅れた。正しい状況判断ができていれば、振り出しに戻せていた。

 今季初の3カード連続の負け越しが確定。最長の連敗は「4」まで伸びた。終盤の劣勢で鍵谷を含め、宮西-増井の勝利の方程式を投入。序盤に先行しながら、逆転を許した5回以降は追う展開。打つ手を打って再逆転を狙ったが、野望はかなわなかった。栗山監督は、戦犯を自分自身に求めた。

 「誰のせいか、と言ったら『オレのせい』。チームの強さに反映できるようにやっていきたい」

 投打に若手主体の布陣。開幕ダッシュに成功も、小休止した。快調の波が消えた今、目をつぶってきた課題を選手らに突きつけた。

 「首から上は、しょうがないとは思う。ただ首から下はダメ」

 真意は難解だ。判断の過ちなどは不問だが、個々の意識次第で、常に可能である全力でプレーすることは怠らない。巨大戦力ではないからこそ、その約束事の実践をあらためて誓った。

 1点追う最終9回、一打同点の2死二塁。投ゴロに倒れた田中は言った。

 「最後、打ち切れなかったので情けない。悔しい」

 反攻の思いが波及して響いた時、また進撃が始まる。【高山通史】