5試合連続2桁安打の勢いを取り戻そう! 広島が今季7度目の無得点負けを喫した。巨人先発大竹の前にあと1本が出なかった。9回には巨人の守護神沢村を追い詰めたが、そこでも決定打が出なかった。阪神が5位タイに浮上したが、決定打欠乏症の底なし沼にはまる前に、切り替えて今日こそ連敗を止めたい。
5回終了後のグラウンド整備の時間。広島攻撃陣が三塁ベンチ前に円陣を作った。打順の1回り後に作るいつもの円陣とは雰囲気が違う。輪の中心にいたのは普段の迎打撃コーチ補佐ではなく、新井打撃コーチだった。試合前にスコアラーから受けた報告の再確認だった。6回の攻撃が始まろうという時間まで、入念に時間を費やした。
新井打撃コーチ (巨人先発大竹に関する)いいヒントをくれたんだけど、実行出来ていなかったから、あらためてその話を。内容は企業秘密。先発に対していい準備が出来なかった。
円陣直後の6回には1死から菊池が二塁打を放つも、後続が断たれた。大竹に対して得点圏に走者を進めたのは6回だけだった。シュート系のボールに対応出来ず、凡打の山を築いてしまった。これで今季7度目の無得点負け。さらに5度目となる0-1での敗戦で、大瀬良には2度目の体験をさせてしまった。
それでも8回にマシソン、9回は巨人の守護神沢村に対して意地は見せた。9回は2死から連打で一、三塁の好機をつくった。ただ最後は代打堂林が空振り三振に倒れて万事休す。前日12日の前田に続いて先発を援護出来ず、緒方監督は「あと1本というところ。2試合連続だから、チームにとって痛いよね」と悔しさをにじませた。
終盤に意地を見せたように各選手の状態は悪くない。だからこそ深刻な決定打欠乏症に陥るわけにはいかない。阪神と5位タイで並ばれた指揮官も「切り替えていくしかない。明日は野手陣が投手を助けるんだ、という気持ちを持ってやっていくしかない」と奮起を促した。大瀬良の黒星も、ファンの声援も受け止めてまた再出発だ。快打が響くと信じて。【池本泰尚】



