ヤクルト打線が、天敵ジョンソンを三度目の正直で倒した。1点を追う2回無死一、二塁。中村は、高めカットボールを捉えた。「ゾーンを上げて、低めの変化球は捨てるくらいに考えていた」と左翼線へ一時逆転の2点適時二塁打をマーク。1点を追う6回1死満塁。今度は、畠山が右前へ逆転の2点適時打を放った。打ったのは、高めのカットボール。13安打8得点の猛攻でマウンドから引きずり降ろした。

 反省が生きた。3月28日の開幕カードでは準完全を許した相手。2度目の対戦となった2日は、5安打1得点。2戦で6安打に抑え込まれていた。低めのカットボールとツーシームに手を出していたと分析。低めは捨てた。通常よりも目線を上げ、ポイントを絞った。

 強攻策も光った。バントは、投手石川がマークした1つだけ。1点を追う2回無死一、二塁では、中村にバントのサインは出なかった。1点を追う6回1死二塁の場面でも、簡単にアウトを与えなかった。荒木は四球を選び、逆転を呼び込んだ。負ければ、再び最下位に転落する可能性があった試合。真中満監督(44)は「みんなボール球を我慢して、甘い球をチョイスしていた」とねぎらった。策略が見事にはまった。【栗田尚樹】