阪神マット・マートン外野手(33)の一振りが、2試合連続完封負けを阻止した。0-5と防戦一方で迎えた7回先頭打席。中日大野の初球、127キロのシュートをバックスクリーン左まではじき飛ばした。6試合ぶりの4号ソロ。この日の甲子園が一番沸いた瞬間だった。「今日打ったのは1本だけだったけど、全部の打席で感覚は良かったよ」。結果凡打にはなったが、他の3打席にも手応えがあったようだ。

 交流戦まで極度の不振を極めたが、6月20日の再開リーグ戦から完全復活モードに入った。その初戦、ヤクルト戦の第1打席で今季1号を放つなど、ここまで14試合で4発7打点。54打数21安打で打率も3割8分9厘と絶好調だ。その暴れっぷりは、昨季の首位打者そのもの。背番号9がこの先も打ちまくれば活路は開けるはずだ。