4戦連続2桁となる13安打した阪神打線で、マット・マートン外野手(33)が真夏の輝きを放った。最近5試合で4度目のマルチ安打。昨季の首位打者がいよいよ本領発揮だ。

 1回2死一、三塁。マートンは一、二塁間への打球に腕をがむしゃらに振って激走した。一塁を駆け抜けた後、ロペスと交錯し倒れ込みながらセーフの判定を仰ぎ見た。執念の適時内野安打で先制点を挙げる。7回には右翼線へポトリと落ちる二塁打で2安打。「シーズンを通してうまくいかない時期が続いていたけど、元の状態には戻ったかな」。4日から始まった長期ロードで24打数12安打の打率5割。夏の暑さに負けない「ホットマートン」状態だ。

 1回の適時打で日本球界通算400打点も達成。日本語で「スゴイデスネ、シラナカッタ!」と喜んだ。打率も2割8分7厘でリーグ7位まで浮上。一時は2割1分前後を行き来した数字が、3割到達も見えてきた。長期ロードに合わせ始まったヒットパレード。止まる気配はなさそうだ。