巨人がヤクルト打線の総攻撃を食らって完敗した。先発の大竹寛投手(32)が3回5失点KO。その後4人の投手をつぎ込んだが勢いは止められず、7月14日以来の2ケタ失点で敗れた。首位ヤクルトとのゲーム差は2に逆戻り。だが、ルーキー岡本和真内野手(19)が1軍初先発で初の適時打を放つなど光明もあり、今日20日からの中日2連戦で切り替える。
完敗だった。12球団トップの防御率を誇る巨人投手陣が、5人で15安打10失点。原辰徳監督(57)は約2カ月ぶりの2ケタ失点のスコアボードには、目もくれなかった。「いずれにしても打たれすぎ、点を取られすぎ」と厳しい表情で振り返った。
しのぎきれなかった。先発大竹が3回5失点降板。追いかける展開となったが、中継ぎ陣を惜しげもなく投入した。4-6となった7回無死満塁で5番手戸根を起用。残るのはマシソン、山口、沢村とポレダの4投手だけ。それでも目の前の勝利に全力を注いだ。1点を失って3点差となり、なお1死満塁。内野陣に前進守備を指示し、ホームゲッツーを狙いにいった。強い意志で、注文通りに遊ゴロ併殺打を奪った。
それでも、ヤクルト打線の流れは食い止められなかった。原監督は「やっぱり2点を勝ち越してからの(3回の)4点は重かったね。もう少し粘り強くいってくれたら」と敗因を得点した直後の失点と指摘した。しかも、復帰してきたバレンティンに2戦で計8打数5安打4打点。残り11試合で直接対決は3試合もある。川相ヘッドは「止められなかった。対策を考えないといけない」とバレンティン封じの必要性を説いた。
18日から始まった勝負の7連戦を前に、原監督は混戦を制する鍵に「威風堂々」を挙げた。初スタメンのドラフト1位岡本も堂々とプレーし、適時打で期待に応えた。結果的にヤクルトとは1勝1敗で、ゲーム差は2に戻った。原監督は「明日からにつながると思う」と前向きに結んだ。惨敗を引きずっている暇も、必要もない。今日からの中日2連戦は、確実にものにする。【浜本卓也】



