またも日本ハム・レアードにやられた。ソフトバンクが2点リードの8回、レアードに34号満塁弾を許し逆転負けした。3番手飯田の甘いフォークを左翼スタンドへたたき込まれた。すしを握るポーズで大騒ぎする助っ人に、目前だった90勝がかき消された。

 工藤公康監督(52)は「いやな負け方。いやな打たれ方。直球に力もあるし、フォークもあるので彼でいけると判断し投げたが、フォークが甘くいってしまった」と悔しさを隠せなかった。

 22日にはサファテがサヨナラ弾を浴びた。今季日本ハムには12本塁打を浴びているが、うち5本はレアード。CSでは絶対に抑えないといけない相手だ。工藤監督が「僕はそっちの方が痛い」と打たれたことより嘆いたのは、1回に牧原、6回には細川が送りバントを決められなかったことだった。

 小さなミスで相手に流れを奪われないようにと、この時期には異例のけん制練習を行った。先発東浜をのぞく投手15人と捕手、内野手を全体練習の1時間前に集合させ、二塁けん制を確認した。通常なら休みの武田も参加。CSを前に気持ちを引き締めたばかりだった。

 工藤監督は「失敗しても練習してくれればいい。ミスをしない人はいない」と失敗を恐れずプレーすることを願う。2位日本ハムには3連敗で今季対戦を終えた。「続けての3連敗ではないので、気にしていない」。残り6試合。CSファイナルステージ開幕まで残り16日だ。【石橋隆雄】