猛威を振るった打線はどこにいったのか。ソフトバンクが得点どころか、ヒットも出ない。6回2死の本多雄一内野手(30)が初安打を記録したが、今季最少となる2安打の完封負け。6月12日の広島戦以来の0封負けだった。3年ぶりの6連敗を喫し、ここ10試合は1勝9敗。福岡移転後初の90勝は、目前で足踏み状態が続いている。

 工藤監督 連敗は止めたいに決まっている。でも不安はないよ。春先にデホ(李大浩)の調子が悪かったときもそうだ。落ちたら、必ず上がる。練習内容も濃くなるし、CSに直結する。今、絶好調のほうが不安だ。

 周囲の不安を理解しつつ、迷いの表情は全く見せなかった。開幕当初、李大浩が絶不調に陥ったが、復調を信じて、5番での起用を変えなかった。その後、打撃が爆発して、快進撃を引っ張った。4番内川のケースもそう。力のある打線だけに、一時的に落ちても、心配は無用。特に優勝が決まっただけに、想定内といったところか。連敗中はリリーフ陣が失点を許す場面が目立つが、これに関しても同じだった。

 工藤監督 優勝が決まって、トレーニングを強くしたり、調整している。五十嵐もランニングを多めにやっている。準備する中で、張りや疲労もある。すべて調子が悪いととらえていない。ただファンの方には申し訳ないと選手も思っている。CSで勝つのが目標なので、そこを見ていただきたい。

 今はポストシーズンに向けた助走期間だ。連敗を悲観せず、日本一連覇の道をしっかりと歩く考えだ。【田口真一郎】