日本ハムが誇る強力リリーフ陣が、誤算の大谷を救えなかった。3点ビハインドの6回。4番手の白村明弘投手(23)が踏ん張れなかった。9球連続ボールなど制球が定まらず、内野安打と2四球で1死満塁から清田に左前適時打。致命的な2失点で試合の流れを完全に失った。「決定的な点を与えてしまった。ファンの方々や監督にも申し訳ない。次、頑張るとしか言えない」。試合前に見せた、おとこ気も空回り。「(大谷)翔平が困ったら、絶対に助けたい」という意気込みも果たせなかった。
自慢の救援陣が次々と崩れた。3番手の谷元圭介投手(30)が2回無失点と好投も、他の4投手で計7与四球。先発大谷も含めて、1試合10与四球は今季のチームワーストタイだ。7回は石井がボール先行の投球で1失点。8回はミッチ・ライブリー投手(30)が3ボールから清田に左中間にソロ被弾。レギュラーシーズンでチームを支えたブルペン陣が負の流れに抗えなかった。
栗山監督は責めなかったが、ゲキを飛ばした。「彼らがやらなければ、試合には勝てない。やってくれると信じている」。白村も「落ちこんでいる暇はない。前に向かうしかないので」。崖っぷちでの、もう一踏ん張りが逆転でのCSファイナルS進出の鍵となる。【木下大輔】



