巨人高橋由伸監督(40)が、エース内海哲也投手(33)に投手陣の「お手本役」を託した。29日、川崎市内のジャイアンツ球場で行われた秋季練習で、ランニング中の内海に声を掛けに行った。「世間話です」と笑ったが、監督から打診していた宮崎秋季キャンプの参加について、快諾を得たようだ。キャンプは11月7日に開始されるもので、内海は5年ぶりの参加となる。
内海は今季、左前腕部の故障などで2勝に終わった。だが、高橋監督は「投手の中心、リーダーとして引っ張ってきた。これからもそうなってくれればありがたい」と信頼を寄せている。26日の就任会見でも「阿部、長野、坂本、菅野、内海。この辺が中心にならないと強いチームは作れない」と、名前を挙げて奮起を促した。内海自身の復活はもちろん、その姿勢を見れば若手にとって素晴らしい教材になる。秋季キャンプ参加を勧めた理由には、そういう意味が込められている。
競争も期待する。この日のブルペン視察では「見たことがなかったので」と、3年目左腕の公文に注目した。全体練習後には坂本、亀井、中井、岡本のロングティーを見守り「実力至上主義と思っています。(レギュラーに)取って代わる選手がいれば、それでいいと思う」とシビアな考えを明かした。「どんどん新戦力が出てきてくれた方がうれしい」。ベテランと若手をミックスさせながら、強い巨人を構築していく。【浜本卓也】



