巨人高橋由伸監督(40)が、監督就任後初ノックを披露した。宮崎秋季キャンプの第1クール最終日の10日、二塁手の位置で特守の準備をする内海哲也投手(33)と大竹寛投手(32)に「勝手が分からないから、どうなるか分からないよ」と告げ、ノックを始めた。速いテンポで放たれる打球に、2人の息が上がる。内海の「監督! 僕の表情を見て下さい!」との叫びも「まだ余裕だな」と笑顔で一蹴。左右に145球のゴロを打ち分け、ふらふらにさせた。
ベテランのおとこ気に、初ノックで応えたかった。若手の手本にもなると、2人に今キャンプ参加を打診して快諾を得た。期待通り、厳しい練習にも声を出して懸命に取り組む姿は後輩の模範になった。初ノックを実施した理由を、高橋監督は「人手が足りなかったのでやらざるを得ませんでした」と苦笑いしたが、これは照れ隠し。「内海と大竹に少しでもいい刺激になればと思う」が真意だった。新監督の思いに触れた内海も大竹も「うれしかったです」と目を輝かせた。



