また、打った。台湾ウインターリーグに参戦中の巨人岡本和真内野手(19)が決勝のソロ本塁打を放ち、チームを決勝進出に導いた。0-0で迎えた4回無死、右腕・林樺慶の外角直球を「少しこすった感じでしたけど、切れずに、うまく風に乗ってくれた」と力と技で右翼ポール際に放り込んだ。

 無双状態に入った。6回2死から左前打、8回1死二塁では中前適時打をマーク。3安打猛打賞で5試合連続のマルチ安打を決め、18打点、25安打ともに、リーグ単独トップに躍り出た。「バットをスムーズに出すことを意識して」とグリップを上げる新フォームで猛打を連発。打率は3位、本塁打は1本差の2位でリーグ3冠王も視界に入った。新たに始めたウエートトレーニングも、結果に直結した。この日は午後6時開始のナイターだったが、午前8時30分に起床。同10時から、宿舎近くのトレーニングジムで約1時間、上半身と下半身のウエートトレで鍛え上げた。本格的に取り組んだのは今秋からで「筋肉痛で体がバリバリです」と笑いながら、引き締まった97キロの肉体から、豪快なスイングが生まれる。

 決勝ソロを含む3安打2打点の大活躍で、野手部門の最優秀選手賞獲得に大きく前進。台湾の地元メディアからも取材を受けた。それでも、19歳の若き大砲候補は「内田(打撃)コーチから『台湾では打って当たり前だ』と言われた。来年につながるように、もっと打ちたいです」と気を引き締めた。【久保賢吾】